この研修では、ターミナルから動くAIコーディングツール Claude Code を使います。前日までに、ターミナル環境・VSCode・Node.js・Claude Code 本体の準備と、サインイン・疎通確認、Zoomの接続確認を済ませてください。研修開始時点で claude コマンドが起動できる状態が目標です。
皆さまは GitHub Copilot をお使いの開発エンジニアと伺っています。エディタ内で補完してくれる Copilot に対して、Claude Code はターミナルで対話しながらファイルを横断して読み書きする点が大きく違います。まずは動く状態を作ることをゴールにします。
| ステップ | Windows | Mac | 目安 |
|---|---|---|---|
| 1. ターミナル環境 | WSL2 + Ubuntu を有効化 | 標準ターミナル + Homebrew | 10〜20分 |
| 2. エディタ | VSCode をインストール(共通) | 5分 | |
| 3. Node.js | バージョン18以上(共通) | 5分 | |
| 4. Claude Code | 公式インストーラまたは npm(共通) | 5分 | |
| 5. サインイン・疎通 | Teamプランでログイン → 動作確認(共通) | 5分 | |
(1) ターミナル環境(Windows は WSL2、Mac は Homebrew)、(2) VSCode、(3) Node.js 18以上、(4) Claude Code 本体、(5) サインインと疎通確認。最後に Zoom の接続確認をして完了です。
Windows の方は WSL2 を使い、Ubuntu の上で Claude Code を動かします。Windows 標準の PowerShell でも起動はできますが、本研修では WSL2 上の Ubuntu で統一します。Mac の方はこの章を飛ばして次へ進んでください。
スタートメニューで「PowerShell」を右クリックし「管理者として実行」を選びます。
次のコマンドを実行します。WSL 本体と Ubuntu が一緒に入ります。
指示に従ってPCを再起動します。再起動後に Ubuntu が自動で起動し、Linux 側のユーザー名とパスワードの設定を求められます。任意の値を入力してください(このパスワードは後で sudo 実行時に使います)。
Ubuntu のターミナルで次を実行します。
PowerShell で次を実行し、VERSION 列が 2 であれば問題ありません。
WSL2 の準備が終わったら、Node.js・Claude Code のインストールはすべて Ubuntu のターミナルの中で行ってください。Windows 側の PowerShell とは別環境です。VSCode から Ubuntu に接続する方法はこの後の章で案内します。
wsl --install でエラーが出る場合は、Windows の機能で「仮想マシンプラットフォーム」と「Linux 用 Windows サブシステム」が有効か確認してください。社用PCで有効化が制限されている場合は、研修窓口にご相談ください。
Mac の方は OS 標準のターミナルをそのまま使います。パッケージ管理に Homebrew を入れておくと、Node.js や Claude Code の導入と更新が楽になります。
Launchpad もしくは「アプリケーション > ユーティリティ」から「ターミナル」を起動します。
次を実行し、バージョンが表示されれば導入済みです。
「command not found」と出た場合は、公式の手順でインストールします。途中で Mac のログインパスワードを求められます。
インストール後、画面に表示される eval から始まる2行をそのまま実行し、brew へのパスを通します(Apple シリコンの場合)。
再度 brew --version を実行し、バージョンが表示されることを確認します。
Homebrew のパスが /usr/local/bin/brew になります。最新の導入手順は Homebrew 公式サイトに記載されています。
演習ではコードの中身を VSCode で開きながら、Claude Code はターミナルで動かします。すでに導入済みの方は、ターミナルとの連携設定だけ確認してください。
VSCode 公式サイト からインストーラを入手し、画面の指示に従って導入します。
拡張機能ビューで「WSL」を検索し、Microsoft 製の WSL 拡張をインストールします。これで VSCode から Ubuntu 側のファイルを開けます。
VSCode 左下の緑色のボタンから「WSL への接続」を選び、Ubuntu に接続できることを確認します。接続後、画面下の VSCode 内ターミナルが Ubuntu のシェルになります。
VSCode を開き、メニューの「ターミナル > 新しいターミナル」で VSCode 内にターミナルが開くことを確認します。
左側でコードを読み、画面下の VSCode 内ターミナルで claude を動かす形を想定しています。VSCode 内ターミナルからそのまま Claude Code を起動できると、コードの変更箇所をすぐ確認できて便利です。
Claude Code を npm から入れる場合や、演習で Node.js 製ツールを動かす場合に備えて、Node.js のバージョン18以上を用意します。Windows は Ubuntu の中、Mac はターミナルで作業します。
まず現在のバージョンを確認します。v18 以上が表示されれば、この章は飛ばして構いません。
NodeSource のセットアップスクリプトを使い、バージョン20系を導入します。
最後に node -v と npm -v を実行し、どちらもバージョンが表示されることを確認します。
nvm や Volta などのバージョン管理ツールを普段お使いの場合は、そちらで18以上を有効にしていただいて構いません。
公式が推奨するネイティブインストーラを基本とします。社内ポリシーで npm 管理が望ましい場合は、npm 経由でも導入できます。どちらか一方で構いません。
Mac / Linux / WSL(Ubuntu)では次を実行します。
Homebrew をお使いの Mac では次でも導入できます。
npm で管理したい場合は次を実行します。更新は末尾を @latest にして再実行します。
インストール後、バージョンが表示されれば成功です。
本研修では Claude Code の Teamプランを使います。アカウントは会社で手配される前提です。インストールが終わったら、サインインと API への疎通まで確認しておきます。
作業用に空のフォルダを作り、その中に移動して Claude Code を起動します。
初回起動時にサインイン方法を聞かれます。ブラウザが開くので、会社から案内された Teamプランのアカウントでログインしてください。
ログインが完了するとターミナルに戻り、プロンプトの入力待ち状態になります。試しに次のように入力して、返答が返ってくることを確認します。
社内プロキシやファイアウォールがある環境では、api.anthropic.com への HTTPS 通信が必要です。返答が返ってこない・タイムアウトする場合は、次のコマンドで疎通を確認してください。HTTP/2 200 等の応答が返れば通信は通っています。応答がない場合は、プロキシ設定や許可ドメインの追加を情報システム部門にご相談ください。
研修はオンライン(Zoom)で実施します。当日に音声・画面のトラブルで時間を失わないよう、事前にテストをお願いします。
ブラウザで zoom.us/test を開き、「参加」を押してテストミーティングに入ってください。
スピーカーとマイクのテスト画面で、音が聞こえること、自分の声が拾われていることを確認してください。
当日は VSCode・ターミナルと Zoom を切り替えながら進めます。モニターが2枚ある方は Zoom と作業画面を左右に分けておくと演習がスムーズです。
質問はチャット欄でも音声でも受け付けます。マイクが使えない環境でも受講に支障はありません。
研修前日までに、次の項目がすべて確認できていれば準備完了です。一つでも詰まったら、下の表を確認のうえ、解決しない場合は研修窓口にご連絡ください。
node -v が 18 以上を返すclaude --version が表示されるcurl -I https://api.anthropic.com で疎通できる| 症状 | 主な原因 | 対処 |
|---|---|---|
claude: command not found | パスが通っていない/インストール未完了 | ターミナルを開き直す。npm 導入なら npm install -g @anthropic-ai/claude-code を再実行 |
wsl --install が失敗する | 仮想化機能が無効 | BIOS/Windows 機能で仮想化を有効化。社用PCは情報システム部門に相談 |
| Node のバージョンが古い | 旧バージョンが残っている | 本ガイド SETUP 05 の手順で18以上を導入し直す |
| サインイン画面が開かない | 既定ブラウザの問題 | 表示される URL を手動でブラウザに貼り付けてログイン |
| 返答が返らない/タイムアウト | プロキシ・通信制限 | curl -I https://api.anthropic.com で疎通確認。通らなければ許可ドメイン追加を依頼 |
| 権限エラーでインストールできない | 管理者権限がない | 管理者権限で実行、または情報システム部門に導入を依頼 |
準備でご不明な点は、研修窓口または Givery 講師までお問い合わせください。当日の朝に最終確認の時間も設けます。エラーメッセージの全文を控えておくと解決が速くなります。